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魔女のぶらり散歩 
【大人の遠足2015】・・・2015年に書いたものです。

ごゆっくりどうぞ・・・※日記は新しい順になっています

琵琶湖の畔に長く住んでいながら、琵琶湖に付いて何も分かっていない事にきずき琵琶湖をぐるりと、巡りたいとおもっている。

文化サロンに歩く事の好きな(街道歩き 同好会)があり、歴史の勉強をしながら主に街道筋の人々の暮らしの後が今に残っている所を見、遠く先人達の足跡をたどる、素敵な講師の話しを聞きながらの歩きは、楽しいひと時である。今回は東海道から別れて西国街道を歩く、その報告をしたいと、思います。


魔女のぶらり散歩

今回の遠足は赤穂浪士達の故郷である赤穂市の赤穂御崎・兵庫県立赤穂海浜公園への遠足です。今までの遠足の中でいちばん、遠い距離かな?今回も晴れらしい。

赤穂御崎は、赤穂市の南部にあり、温暖な瀬戸内気候に恵まれ、小豆島や家島諸島を遠景に望むことができます。又栽培キクの祖先といわれる野生キク・野生のつわぶき・大石内蔵助ゆかりの大石名残りの松などもあり、近年、観光スポットとして人気を集めている。

赤穂御崎は日本百景の一つで海岸線に奇岩と磯が続く変化に富む岬で、沖に家島諸島や小豆島を眺めながら、海岸線に沿うって遊歩道が整備されている。今日は平日なので人出も少なく、ゆっくり岬まで散策出来、久しぶりの遠足気分です。

赤穂は古くから塩作りが盛んで、400年間行われた入浜式塩田や昭和40年代後半の廃塩田まで行われた流下式塩田がありました。昭和62年にこの広大な塩田跡地に赤穂海浜公園が作られた。

テニスコート・遊園地<わくわくランド)オートキャンプ場・塩の国<塩田を復元)などが整備されている。塩の国では塩作りの体験も出来るとのことで体験したかったのですが、残念時間がなく出来ませんでしたがもう一度訪ねて是非塩作りを体験したいと思う。


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秋本番の今回の遠足は、旬の花、ダリアとコスモスを古都奈良に訪ねるという趣向です。今までの大人の遠足は毎回雨か雪にたたられていましたが・なんとジンクスは破られ天高く日本晴れです。

香芝市・河合町2市4町におよぶ丘陵地帯に、馬見丘陵公園が整備されており、毎年、フラワーフェスタが開催されている。奈良県はダリアの球根生産で全国ーを誇るため、会場にはメインの花として、1200品種ものダリアが植えられている。

まさに最盛期で赤・オレンジ・黄・白・ピンク・藤・牡丹・紫の大輪・の花が咲き乱れ、これダリア?と思わず叫んでしまう超大輪の花があります。

原産地はメキシコ以南ガテマラを中心としてコステリカで日本には1841年(天保12年)に、オランダ船によって長崎にもたらされたとされている。当時は、天笠牡丹とよばれ、一部に栽培されたが明治中期以降に一般化し、明治末には東京の赤坂で第一回ダリア品評会が開催されたらしい、また1921年〈大正10年)に日本ダリア会が設立された。

一重咲き・シングル・オーキット咲き・コラレット咲き・アネモネ咲き・ピオ二―咲き・ウォーター咲き・ポンポン咲き・ミニチュア・ボール咲き・ボール咲き、さまざまな形のダリアとサルビアやバラなどが見事に咲き競い、真っ青な空とのコントラストは本当に久しぶりの花散歩となりました。

ここ馬見丘公園は、奈良盆地三大古墳群の一つ馬見古墳群として有名で、250ほどの古墳がしられています。古墳群の一角をなす公園にも、ナガレ山古墳など13の古墳があり、折角来たのだからということで、花を愛でる人・・古墳に登る人と別れる。

足に自信がないものの、せっかく来たのだからと、古墳に登る、よく整備されており頂上からは二上山・葛城山と見渡され、権力者の力を思う・・・・・・

帰りは世界遺産「法隆寺地域の仏教建造物】に含まれる法起寺の周りの休耕田に植えられたコスモスを見に立ち寄る。法起寺は、聖徳太子を宗祖とする聖徳宗の寺院で境内に残る三重塔は、わが国に現存する中では最古の物と言われている。この三重塔を背景に赤・黄・白・キバナコスモスと咲き乱れ、なんともおだやかな風情を醸している。

今回の遠足は天気に恵まれ、大好きなコスモスに会い遠い古代を偲び、楽しい1日でした。


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今回の遠足は琵琶湖国定公園のヒガン花・長浜市神照寺の萩を訪ねる琵琶湖一周の遠足ですが、今回も又雨の中の決行です。

琵琶湖西岸近江今津にある、琵琶湖国定公園桂浜は砂浜にあるヒガン花の名所として知られ、東に広がる琵琶湖と竹生島を背景にしたヒガン花の群落は天気が良ければどんなに素晴らしい景観かと思えるが、残念ながら琵琶湖は雨に覆われ、竹生島の島影も見えません。
やはり遠足はお天気のいい日にしたい。

早々にバスに引き上げ、講師の講義を受ける。ヒガン花は中国雲南省・インドシナ半島から台湾・朝鮮半島南部・沖縄・本島全土に自生している。秋の彼岸が近づくと約束したように咲く不思議な花・曼珠沙華・・球根には有毒のアルカイド(神経毒・リコリン・セキサニン・ホモリコリン)が含まれており、そのまま食べると呼吸困難で死にいたる。

晒すと澱粉がとれるので飢餓の際に利用されたという。ネズミやモグラの害をふせぐため田んぼの畔に植えたり壁土にまぜたという。

近年、遺伝子分析を用いた研究などによる分類作業が進み、純系10種・変種8種・自然交雑種10種・及び人為交雑よる8種などに整理されている。また、種間交配、特に園芸品種同士の多元交配により園芸品種が沢山出来ている。



雨は止みそうもなく、長浜神照寺へ・・真言宗の古刹で、足利尊氏・直儀が和議の際にハギを植えたとの言い伝えがあり、〈萩の寺〉として良く知られている。園内には1500株2万本の多様な萩が植栽されているようです。残念????萩は雨に打たれ、地面に平伏し人を通してくれません。残念ですが自然には勝てず萩はまたの機会となりました。

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今回の大人の遠足は亀岡市の亀岡城跡にある樹林に覆われた大本花明山植物園と丹波の古刹、穴太寺を訪ねる遠足ですが、なんと今回も大雨の予報が出ている、中、決行です。

1951年に開設された大本花明植物園は、1000種に及ぶ山野草が植栽さた、知る人ぞ知る植物探訪の地となっている。 

亀岡城址はは天正3(1575)年、織田信長の丹波平定での功績により亀岡の地を与えられた光秀が、この地にあった荒塚城(亀岡城)を拡張して入城、さらに新築同様に修築した。光秀の死後、羽柴秀勝・石田三成など数々の大名が城主を務め、明治10(1877)年に廃城令で天守閣は解体された。大正8年(1919)に大本が亀岡城址を入手し、宣教の中心(天恩郷)として整備するが、大正11年(1922)第一次大本事件と昭和10(1935)年の第二次大本事件で、政府により〈徹底的に破壊〉された。その後、信徒達の手によって石畳みなどが復元され、今日に至っている。

雨のそぼ降る中、園を管理している方に説明を受けながら広い園を探訪。マキエハギ・モミジガサ・マツカゼソウ・クサギ・センニンソウ・ウド・ヤブミョウガ・オミナエシ・ツリガネニンジン8月の花には黄色い花・青・紫の花・白い花・橙の花・赤い花と気をつけて見なければ見落としてしまいそうな小さな可憐な花たちが大切に育てられている、春の花・秋の花・冬の花と訪ねたいと思う。



穴太寺へ



又雨が強くなってきた、バスは「西国三十三か所巡礼第二十一番札所」へ・・静かな街中にあります奈良時代末期、慶雲二年(705)の文武天皇の御世に大伴古磨によって創立された。

と伝えられる丹波でも屈指の古刹で庭園は本堂や多宝塔を借景にしており江戸中期から末期にかけての手法をよく表現した名園の一つとのことです。雨のせいか寺は静寂のなかにあります。

本堂の奥には等身大の釈迦如来大涅槃像が蓮華座を
枕にして横たわるお姿はなんとも穏やかで円満なお顔をしておられる。

自分の病の個所と同じ尊像の部分を撫で、自分の体をさすり返すとお釈迦さまのご利益が与えられるとして、癒しを求める参詣者に全身を撫でられ光沢を放っておられる。
わたしも頭をなで「ボケませんように」(膝)をなでてお願いをする。

念仏堂南西部の柱にハンギングバスケットがかけられている、さらに本堂の一部にもかけられている。釣りシノブなど植物をつり下げてて観賞する習慣はあるが、ガーデニングブームとはいえ寺院での利用は意外でした。でもなかなかなものですみごとです。今回の花散歩は宗教と花のコラボでした



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梅雨入り後はさすがに、曇り・雨の日が続く中、ハナショウブを見に行くことになりました。今年は天候の影響で開花時期が早まっているとのことで、奈良県宇陀市にある花の郷滝谷花しょうぶ園となり、曇りを祈ったがやはり雨のなかでの遠足となりました。
いつものようにバスの中での勉強で分類及び分布・形態・品種改良の歴史と古典品種群・鑑賞植物としての歴史等の講座を受け、花の鑑賞となりましたこの花の郷滝谷は、三万三千平方メートルの敷地で、ハナショウブ・テッセン・シバザクラ・アジサイが咲き競っています。

小雨で傘をさしての散策ですが平日なのでか?人出が少なく、バスの中での講義で聞いた花を見つけることができました。江戸系古花〈宇宙) 肥後系古花(夕霧) 伊勢系古花(十六夜)長井古種(爪紅)等・アジサイが色・形を変えて咲きみだれていて、カンカン照りでなく、花たちも喜んでいるようなコヌカアメの中での花散歩は楽しい一日でした。


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今回の遠足は京都高雄・槇尾山・嵐山の松尾寺を訪ねることになりました。今まで天気に恵まれませんでしたが・・今回はお天気のようです。

高雄三山は、秋の紅葉で有名ですが西明寺裏山には、300本にもおよぶコバノミツバツツジが植栽されて大きな群落を創っている。なんと素晴らしい!!山裾を真っ赤に染め、点在するヤマザクラやシャクナゲが淡いピンクに染まり、何んとも素晴らしい景観を創り出している。

コバノミツバツツジは日当たりの良い場所を好んで生育し花を咲かせるので、光を遮る高木などのしたでは花を咲かすことができない。ここ西明寺の裏山は高木のない花を咲かせるためには絶好の条件なのでしょう。

しばし素晴らしい眺めに酔い、バスは嵐山ー高雄パークウェーの両側に広がる色とりどりの花景色を楽しみながら、嵐山松尾大社に移動・・なんとここも黄色いヤマブキが満開です。

松尾大社の赤い鳥居を十三参りののぼりがはためく参道をいけば本殿の前の鳥居には杉玉がずらり並んでいるここは酒の神様が祭られている。ヤマブキ・ヤマブキと黄色と白・八重と一重とヤマブキずくしです。花に酔い、天気は良く本当に良い遠足日和でした。

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 今回の花散歩は京都府の南西部に位置する木津川市にある、浄瑠璃寺と山口椿園を訪ねる予定です。残念ながら今日も又雨のようです。

去年から雪であったり雨・風に祟られている花散歩です。ひと月前の予定は当日、少々の事では止める事ができません。雨を覚悟の出発です。
 
浄瑠璃寺は関西花の寺第十六番で平安末期の浄土庭園が現存することで知られ、近年の発掘調査によってその歴史がより知られるようになった。やはり雨は本降りで寺の参道に咲くアセビも寂しそうです。参道・庭園には沢山のアセビが満開で、雨でなければ、その香りにむせることだろうとおもえる。

雨足の強さに池の周りの散策も早々に本堂に入り、副住職から歴史と現状について・・また藤原時代(国宝)の九体阿弥陀堂につてお話をいただく。



帰りは少し雨も小降りになり庭にはアセビ・ケイオサクラ・サンシュウと咲いているさすが花の寺です。

アセビはツツジ科で東アジアと北アメリカに分布し日本には十種類のアセビが全国に分布している。

葉や茎には呼吸中枢を麻痺させる有毒成分〈アセポトキシン〉が含まれ 、馬や牛などが食べると、酩酊
し昏睡状態に陥るという、馬酔木と書くが、現実には馬・牛はアセビを食べない。奈良公園にあるアセビの純林は、シカがアセビを避けて他の植物を食べたので残されたものと考えられている。

雨足も強くなり山口椿園は残念ながら次回 に待つということになりました。


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前回の散歩は雪であったが、今回は雨の中の出発で現地は晴れている?と願いながら、わが国の三大自生地に数えられる、淡路島の灘黒岩水仙峡へ向かう。

残念!!雨と強風で傘は役にたたず、また花はみな下を向いている。バスの中で日本水仙についての勉強会となる。
彼岸花科で原産地はスペイン・ポルトガル地中海沿岸、北アフリカで約60種とされる。中国・日本にも野生状態の群落がみられるが、古くに帰化したもと思われる。

スイセンの種類はラッパスイセン・八重咲きスイセン・フササキ(房咲き)・口紅スイセンと沢山の種類がある。
ニホンスイセンの分布は暖かい海岸地帯には野生スイセンが多く太平洋側では、千葉房洲・南伊豆・淡路島・四国の足摺岬付近・長崎及び鹿児島の島々。

日本海側は、山口県の北部から能登半島にかけての海岸地帯に自生している。

我が国三大自生地は東から、瓜木崎(静岡県)・越前岬水仙ランド・淡路島灘黒岩水仙峡とされる。

瓜木崎の花の数は300万本・・越前水仙ランドは1500万本・・灘黒岩水仙峡は500万本と瀬戸内海に浮かぶ淡路島は花の島で、島の南部に位置する標高608メートルの論鶴羽山から海に続く45度の急斜面の一帯、約7ヘクタールに、わたって500万本の野生の水仙が咲き誇っている。

今から180年前に付近の漁民が海岸に漂流した球根を山に植えたのがだんだん繁殖したとされる。


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今回の遠足は花でなく、花の咲かない〈苔〉を見に行くことに・・なんとなんと雪である。雪は10センチは積りときどきふぶいている、迷って迷っての参加である。まず五右衛門で有名な南禅寺にコケ探索となりましたが、(コケ)は雪の下で、残念です。



ならばと人影の少ない塔頭・金地院に・・コケ庭と枯山水庭園で有名な・・鶴亀の庭園〈特別名勝)寛永七年小堀遠州の作で桃山時代の風格を備えた江戸初期の代表的な作品で、前面の広い白砂は宝船を象徴すると同時に海洋を表し、右が鶴島・左が亀島となっている。深々と降る雪で、あたりは静まりかえりなんとも素晴らしい、ひとときでした。

そのあと北に向かい京北町周山にあるコケの生産地を訪ねる。コケは世界に20000種が分布し、日本には約1800種あるとされている。コケ類は仮根以外に植物体の表面から吸水。植物体表面のクチクラ層が往かん維管束植物のようには発達せず、吸水しやすい。一方表面から水分が逃げやすい。

乾燥すると全体に縮んで仮死状態となり、水を与えると急速に吸水して復元する。ふつう多年生だが、一部に一年生の種もある。

 身近に見られるコケにスギゴケ・ヒノキゴケ・シッポコケ・ゼニコケ・ジンガサコケ・これらは 全国的に分布し、市街地の植え込みや花壇などに見られる。

シノブコケ渓流や山間の小川などの岩、土や朽木などの上に生育する。ハイコケ・広く分布し、日当たりのよい湿った土地を好んで育成する。



京都の北は寒く、一面雪である。コケは雪のしたです。残念・・きゅうきょコケ玉作りになる、深々と降る雪を見ながら、コケ玉は楽しかった。今夏はコケ畑を訪れたいと思う。

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