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【カメレオン日記2016】・・・2016年に書いたものです。

ごゆっくりどうぞ・・・※日記は新しい順になっています




魔女のカメレオン日記

    わらじ医者
    よろず診療所日誌
         早川 一光 著
            かもがわ出版 
                ¥1500円
妹の本箱を整理していて、この本に出会いました。先生のサイン入りの本です 彼女の大事な本なのでしょう、ところどころに、付箋がはられています。

80歳で白衣を脱ぎ、薬をやめ、検査を一切やめ、保険医の指定医も返却し、聴診器、と水銀血圧計とペンライトだけで診療をされている。

若き日からの日本の医療の原点である、いつでも だれれも 医療にかかれる制度をと叫んで、国民皆保険制度を国の責任で布くよう運動を起こし、ゼロからの出発で輪を大きく厚くして、今の世界に誇れる保険制度がある。

今先生は91歳になられ、血液のがんと診断され、現在は自宅療養中とのことです。70年間医者として人さまを診る側でずっと走ってきましたが、ぼく自身ががん患者となり、診られる側になりましたと淡淡とおっしゃる。なんと素晴らしいお医者さんでしょう。これから超高齢化となる日本、この道の先頭を歩いて頂きたいと願います。


魔女のカメレオン日記


     岸辺のヤ―ビ
       梨木 果歩  小沢 さかえ 画
              福音館書店 

 子供の頃信じていた小人の国、今大人になって梨木さんの語る小さな小さな動物たちの話を子供の頃に戻って楽しんでいる。

子供の頃はきずかなかった重い課題が詰まっている。

生き物は他の生き物の命を奪ってしか生きられないという食の連鎖や人間が犯す環境破壊で渡り鳥が来なくなったり、蜂・地ハチが居なくなったりと人間にとっても自然の変化は大変であることを、梨木さんが足元のヤ―ビをと通して知らせてくれている。

人間は楽を追いかけるのでなく、自然に帰ることも考えることだとおしえてくれている。


魔女のカメレオン日記

去年の初日の出は雪に閉じ込められましたが、今年の日の出は素晴らしかった。
雲の形が珍しく、刻々と形を変えていく雲、風が強いのだなと思いながら夢が膨らんでいきます。


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